株式会社ライフコンシェルジュ はやばい！現在どうなってるのか調査してみた 岡本公功

栗です。

さて今回は『ライフコンシェルジュ』について取り上げたいと思います。

一時期、SNSで話題となりましたが、現在はどうなったのか、活動を続けているのか、

今でも稼げるのか、どんな手口を使ったものだったのか、など気になり、

当ブログを訪問していただけたかと思います。早速、内容を見ていきましょう。

まずは結論として、現在はライフコンシェルジュとしての活動は停止中の可能性が高く、
また副業として稼げる可能性は限りなく低いため、お勧めできません。

●概要

『ライフコンシェルジュ』とは、旅行・出張・里帰りなどのタイミングで宿泊予約や、会食時の店の予約など、これまでクレジットカードの特別会員についていたサービスを一般人でも利用できるようにしたコンシェルジュサービスです。

このサービスを利用するには、既存の会員からの紹介が必要とされています。また、「セレソン会員」なる名称の先行会員的な立場になることで、一般会員の会費から配当金を受け取ることができるMLM（マルチレベルマーケティング）の仕組みも存在します。

ただし、2022年6月30日をもってセレソン会員の募集が終了しており、現在は一般会員のみの募集となっています。一般会員の会費は月額2,000円で、半額ほどは「セレソン会員」の配当になる仕組みです。

しかし、現在のライフコンシェルジュの状況を考えると、「セレソン会員」の募集がほとんど締め切られており、新規参加者にとってはメリットが限定されているように見えます。MLMである以上、配当金を目指すのであれば組織の上層部に位置する必要があるからです。

また、ライフコンシェルジュの基本サービスの利用価値についても明確ではない部分があります。

●「ライフコンシェルジュ」はやばい

「ライフコンシェルジュ」はやばい会社です。

まず、「ライフコンシェルジュ」と検索しようとすると、以下のような不穏なサジェストが表示されます。このようなサジェストが出る時点で相当の悪評があります。

その実態としては、分かってることだけでも以下のようなことがあります。

既に、やばい会社であることが分かっていますが、一応基本的な情報も確認していきましょう。

●基本情報の確認

●特定商取引法に基づく表記

特商法の表記はHPには記載がありませんでした。
会員専用のサイトにある可能性は否定できませんが、特商法の表記は義務ですので、HPをがある以上、サービスの提供者として信頼性に欠けると言わざるを得ません。

特商法とは

特商法とは、消費者の利益を守るための法律です。
電話勧誘販売、通信販売、連鎖販売取引などのトラブルが生じやすい商取引においては、
販売者情報（主に事業者名、責任者、所在地、連絡先）を表記することが義務付けられています。

一般的に、特定商取引法に基づく表記を無視する業者は法的な怠慢を示し、
信頼性に欠けると見なされます。

特定商取引法における表記をあいまいにすることは、悪意を持った業者が行う手法の1つなので、よく確認する必要があります。

・法人番号

国税庁のサイトから法人登録されているか確認してみました。

登録はされてあるようなので架空の会社ではないようです。

法人登記の確認の際に一点気になる点がありました。
それは、所在地が1か月以内に3回も変更されている点です。

1. 令和4年8月31日　東京都文京区　→(26日後)→
2. 令和4年9月26日　東京都港区　　→(2日後)→
3. 令和4年9月28日　大阪府大阪市

摘発され、業務停止命令が公表されたのが、ちょうど令和4年8月26日。
それから1か月後に住所を変えた詳細な理由は不明ですが、業務停止命令の日時を考えれば、
因果関係があることは間違いないでしょう。

●所在地

掲載されている住所をもとに、GoogleMAPで検索してみました。

ヒットしたのは「南森町アーバンビル」。こちらの6階です。
オフィスビルのようなので、コンシェルジュが在中していたりと、
本社としての実態があるのでしょうね。

●ライフコンシェルジュの「岡本公功」とは

「岡本公功」について、調査してみました。

・経歴

このような華々しい経歴を掲げていますが、真偽は不明です。とある掲示板サイトには、「岡本公功」を知っているという人物が「仕事のできない奴だった」という噂があります。他にも、「警察から表彰されていない」、「CG関係と言っても重要な役割ではなく下請けのような大した仕事ではなかった」、といった声もあります。

●ライフコンシェルジュは悪徳MLM業者-その手口とは

「ライフコンシェルジュ」のMLM(いわゆるマルチ商法)の手口を紹介します。

概要で紹介した「セレソン会員」の募集時、ライフコンシェルジュはテスト段階にあり、サービスの作り込みと一般公開に向けて集客を行っていたところでした。

そのため、出資者を募集していたのです。(セレソン会員が出資者となります。)

出資者は、1口9万9,000円～5口49万5,000円までの範囲で出資することができます。出資者はテスト段階のサービスを体験し、将来一般公開される際には、出資額と会員数に応じて数千円から数百万円のリターンを受け取ることができる、という触れ込みでした。

リターンの額は、自身のレベルを上げることで変動します。自身のレベルを上げるには、他の人を紹介して出資者になってもらうことが必要です。

つまり、この仕組みがMLM(マルチレベルマーケティング)と呼ばれる仕組みだったのです。

では、そんなマルチ商法をやっていた「ライフコンシェルジュ」はどうなったでしょうか。

●ライフコンシェルジュには行政処分が下された

令和4年8月26日に行政処分が下され、６か月の取引等停止、および業務禁止命令が発されました。

その内容を要約すると下記の通りです。

これらの行為は、消費者を騙して不当な利益を得ようとするものなので、悪質性が高いと言えます。
そういうことをしていたのが、「株式会社ライフコンシェルジュ」であり「岡本公功」なのです。

(より詳細を知りたい方はこちらから兵庫県の発表をご覧ください。)

●ライフコンシェルジュ関係者は逮捕されていない

あくどい行いをしていたライフコンシェルジュとその関係者たちですが、
彼らは逮捕されたわけではありません。

なぜ悪質な商売を行ったのに逮捕されていないのか、疑問に感じる方もいると思います。
一番の理由は「法律を犯したわけではないから」だと推測されます。

現在の日本の法律では、ねずみ講は違法ですが、マルチ商法は合法、となっております。

つまり、ライフコンシェルジュが行ったことは、悪質ではあるものの、違法ではない、という見解になってしまうのです。

では、既に半年の業務停止命令の期間が終わり、いったい彼らは現在どんなことをしているのか探っていきましょう。

●ライフコンシェルジュの現在

ライフコンシェルジュの現在はどうなっているのか。
まずHPを確認すると、ペラペラのHPが確認できます。

現在も不定期で更新が行われているようです。
各種SNSのリンクは、飛べるもののInstagram、やTikTokはアカウント削除、Youtubeはチャンネルのみ存在しているがコンテンツは0の状態で、およそライフコンシェルジュとしての活動があるとは考えづらい状態に成り果てています。

また、HPのどこを探しても、会員登録を促す文言はありませんでした。
このHPからは、ライフコンシェルジュの新規会員になることはできない状態です。
それはつまり、活動停止、ともいえるような状態でした。

それでは、本当に活動停止したのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。

次で取り上げますが、
彼らは名前を変えて活動を継続していますので注意してください。

次に、LINEに登録してみた結果を共有したいと思います。

●ライフコンシェルジュのLINEに登録してみた

ライフコンシェルジュのHPからLINE登録を行ってみました。

すると友達追加の画面ではなく、「ALOALO」というサービスの画面が出てきました。

このサービスはライフコンシェルジュが新たに作ったサービスなので注意してください。
こちらのYoutubeでライフコンシェルジュがALOALOというサービスを作っていることが確認できました。(9:55あたり～)

●『ライフコンシェルジュ』のまとめ

当ブログの結論として、
『ライフコンシェルジュ』は当然稼げるものでもなく、推奨もできません。

今では、「セレソン会員」という上位者でなければ、配当が得られず、募集が終了している時点で当然、稼ぐことはできません。また、配当金の遅延・減額があったという被害も見られました。

やっていることがマルチ商法です。
勧誘した家族や友人を不幸にし、結果あなた自身も不幸になるので絶対やめましょう。

と言いたいところですが、「ライフコンシェルジュ」はマルチであることを隠して勧誘しています。
そのため、会員の中には、何も知らず悪意なく勧誘しているケースも見受けられました。そういう無知な人間も問題ですが、なにより悪いのは「ライフコンシェルジュ」であり「岡本公功」です。

そんな人間が作った「ALOALO」というサービスにも絶対関わってはいけません。

もしも、被害に遭われた方は、まずは消費者庁へ相談したり、こちらを参考にしてください。

あなたの貴重なお金と時間を無駄にしないように。

以上、最後まで見ていただき、ありがとうございます。

ではまた。

栗