栗です。
さて今回は『Chainclass(チェーンクラス)』について取り上げたいと思います。
というのも、先日逮捕者が出て摘発された『マーケットピーク』が名前を変えて
新たに活動しているのが、この『Chainclass(チェーンクラス)』との噂があるのです。
本記事では、『マーケットピーク』の後身だとなぜ言えるのか、評判について調査しました。
きっとお役に立つ内容なので、最後までご覧いただけたらと思います。
●結論
●概要
『Chainclass(チェーンクラス)』とは、ドバイに本拠地を置く「マーケットピーク社」の仮想通貨教育サービスです。
ビデオ トレーニング、ライブ ウェビナー、ダウンロード可能な PDF など、多様な学習形式を提供していて、英語、ドイツ語、ロシア語、ベトナム語、日本語、ウクライナ語を含む複数の言語でコンテンツを配信しています。
あのマーケットピークが名前を変えて活動をしている、という話があり、
実際にマーケットピークの会員が返金申請をした際に案内されたのが、
この『Chainclass(チェーンクラス)』なのだそうです。
▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒
マーケットピーク新ビジネス名▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒昨年逮捕されたマーケットピークは現在
【chainclass】という組織名に変更…被害者が、公式サイトへ
【peakトークン】の換金を問い合わせ…以下のような返信とリンクが
送られてきた…… https://t.co/NzOVcTWdM1 pic.twitter.com/iE6jXkxMHx— 🦎詐欺撲滅WASABI🐊 (@i___am___wasabi) February 11, 2024
●マーケットピークの後身であると言える理由
マーケットピーク社のCEO、CTOが関与している
『Chainclass』のHPを確認すると、マーケットピーク社のCEOの「Sergej Heck(セルゲイ ヘック)」、CTOの「Benjamin Bendig(ベンジャミン ベンディグ)」が確認できます。
また、CEOの「Sergej Heck(セルゲイ ヘック)」は過去に複数のポンジスキームをしていた経歴の持ち主です。詳しく知りたい方は、以前取り上げたこちらの記事を読んでください。
サイトが似ている
『Chainclass(チェーンクラス)』と『マーケットピーク』のHPを比較してみました。
ところどころ、同じような表現が使われていたり、レイアウトが被っていることが分かるかと思います。
Chainclass (チェーンクラス)のTwitterのリンク＝マーケットピーク
Twitterのリンクから飛ぶと、「PEAKDEFI」のポストに飛びます。
これは『マーケットピーク』のアカウントです。
これをみると、あまり隠す気はなさそうですね。
●不自然な評判
まだ、日本で目立った活動はしていないようで、ネット上にはChainclass(チェーンクラス)の評判はありませんでした。
Trustpilotという世界中の企業のレビューをホストするレビューサイトを使ってChainclassの評判を確認してみましょう。
するといくつかの不審な点が見つかり、恐らくレビューが意図的に操作されている可能性が高いです。
- レビューの内容に偏りがある。(★5が多数。 残りは★1しかない)
- レビュー日に偏りがある。(2023年10月が半数を占める)
レビューの内容の偏り
レビューの全体を見ると、★5が88％、★1が12%となっていて、不自然な形になっているのが分かります。
様々な価値観が存在するため、どれだけ良いサービスでも、高評価をする人もいれば、低評価をする人も存在します。一般的には、★1~★5まで万遍なく評価され、画像のような自然なばらつきになります。
レビュー日の偏り
レビューサイトをよくよくチェックしてみると、★5をつけたレビュー日に大きな偏りがあることが分かりました。
以下のように集計してみて、データを取ってみたところ、2023年10月30日が34%、2023年10月31日が15%と、10月だけでおよそ半数を占めていることが分かります。
集計結果
以上の2点から、高評価のレビューは運営に操作されている可能性が非常に高く、意図的に高いレビューをつけて、興味を持っている人向けの印象操作が狙いと思われます。
●評判
★5のレビューが当てにならない、という点を踏まえた上で、いくつか評判を抜粋してみます。
(見づらくなってしまうので、日本語訳のみ抜粋します。)
★5レビュー
チェーンクラスは僕の人生を変えた
Chainclassは私の人生を変えた！ここで得られるようなものは見たことがない。他とは一線を画すトレーニング。必要なツールはすべて揃っている。最大限のチームスピリットと、あなたを手取り足取り教えてくれる透明なリーダーたち。ここでは誰も孤独ではない。副収入を得たい人、知識を最大限に生かしたい人、自由で自立した生活を送りたい人に強くお勧めします。
クラス最高
暗号通貨のすべてを学べるファーストクラスのプラットフォーム。エントリーレベルの機会から高度な戦略まで、誰にとっても何かがあります。Chainclassが提供する機会は、他の市場参加者と明らかに一線を画しています。素晴らしいコミュニティも強調すべき点です。Chainclassはクラス最高
素晴らしいチームと良いサポート
素晴らしいチームと良いサポート。動画はとても勉強になります！
★1レビュー
マルチ商法
最大の騙し行為だ！Peak Tokenで貯めたお金を全て失いました。Peak Tokenは1ドルになると約束されました。YouTubeでも、より高画質で無料のマシな動画を見ることができます。強気相場が終わったので、コインチップ(※仮想通貨の一種)は底なしに下がっています。仮想通貨に関するものでは全くなく、人々がお金を稼ぐために新規顧客を獲得するよう勧めているだけです。そこにいる人々は仮想通貨の専門家ではありません。
近寄らないでください
お金を節約できます。トレーニングビデオは全くのゴミです。自称専門家が暗号に関する「知識」を披露します。5分も聞いていられないような、自慢話のような言葉です。近寄らないでください。
私はお金を失いました…
マーケットピークでお金を失いました。
★5のレビューはChainclass(チェーンクラス)が素晴らしいものであることを強調し、
★1のレビューは実際に参加してみて、被害を被ったことが綴られていますね。
他にも、マーケットピークで損失を被ったことが挙げられています。
また、ちょっと良い評判と悪い評判の数が合わなくなってしまうのですが、日本人にとっても関係のある内容なので、こちらのレビューも紹介させてください。
私はここにしばらく滞在することを選択したことはありません…
私はここでニュースレターに登録したことがありませんし、その会社のことも知りません。少し調べてみると、それはかつての「Marketpeak(マーケットピーク)」であることが判明しました。彼らは私のデータを違法に「Chainclass(チェーンクラス)」に渡します。サービスが応答せず、データ保護担当者はプライバシーポリシーに反しています。
こちらのレビューを見ると、『マーケットピーク』に関わっていた人のデータが無断で『Chainclass(チェーンクラス)』に不正利用されている実態があるようです。
日本でマーケットピークに関わっていた人は、たとえ勧誘されても、無視したほうがよさそうですね。
●『Chainclass(チェーンクラス)』のまとめ
ここまで、逮捕者が出たマルチ商法組織である、マーケットピークの後身『Chainclass(チェーンクラス)』について見てきました。
ネット上を見てみますと、まだ情報が少なく、日本での活動も表には表れていない段階です。
しかし、これまで見てきた通り、マーケットピークの後身であることは間違いありません。
日本の関係者は男女合わせて9名逮捕されましたが、逮捕されなかった関係者や、釈放されれば、また似たような被害が出ることが予想されます。
もし、『Chainclass (チェーンクラス)』を名乗る組織から勧誘を受けても、関わらないのが賢明です。
あなたの貴重なお金と時間を無駄にしないように。
以上、最後まで見ていただき、ありがとうございます。
ではまた。
栗
