WSP(ワールドセールスプロジェクト) は本当に稼げるのか?怪しい物販ビジネス代行サービスの実態を徹底解析 株式会社LOTUS 山田奈々

転売・せどり

栗です。

さて今回は『WSP(ワールドセールスプロジェクト) 』という商材について取り上げたいと思います。

“稼げる”と聞いて興味を持ったあなた、WSPの物販ビジネス代行サービスについて知っていますか?

高額な参加料、不透明なビジネスモデル、そして口コミの不在。一見魅力的に見えるこのサービスの背後に隠された真実とは?私が深掘りしたその実態と、あなたが知るべきリスクを詳細に解説します。

●結論

登録住所の重複、狭すぎるオフィススペース、など信頼性に疑問があり、『WSP(ワールドセールスプロジェクト)』では稼げない可能性が高いため、お勧めできません。
加えて年間20万円以上という高額な参加料が要求され、利益が出なかった場合、不当な負担を強いられることになります。

●概要

『WSP(ワールドセールスプロジェクト) 』とは、主にヨーロッパ市場への輸出をサポートするサービスです。

自社が管理するヨーロッパの販売アカウントを使用し、商品のリサーチ、入荷、販売、輸出までの全プロセスを代行します。

このサービスの最大の特徴は、得られる利益が全て利用者に還元される点です。WSPは、サービスの利用料として年に最低20万円以上を要求しますが、事業運営に関わるその他の費用は発生しません。

しかし、このビジネスモデルには怪しい点があります。第一に、販売者自身が儲かるのであれば、代行サービスなどせずに人を雇って事業を広げればよいという点です。

WSPのビジネスモデルが提供する手軽さは魅力的に見えますが、これらの懸念点は慎重な検討を要します。

早速、調査していきましょう。

●怪しい販売業者ではないかチェック

・特定商取引法に基づく表記

販売業者 株式会社LOTUS
運営統括責任者 山田 奈々
所在地 〒550-0013
大阪市西区新町1-8-1 行成ビル4F-A
電話番号 06-6684-9736
メールアドレス worldsalesproject@gmail.com

上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。

特商法で気になる点としては、メールアドレスがGmailで、フリーメールアドレスである点です。
いわゆる捨てメアドとして、いくらでも作れるメールアドレスなので、事業者は別のメールアドレスに簡単に乗り換えることができてしまいます。

ー用語解説ー
特商法とは
特商法とは、消費者の利益を守るための法律です。
電話勧誘販売、通信販売、連鎖販売取引などのトラブルが生じやすい商取引においては、
販売者情報(主に事業者名、責任者、所在地、連絡先)を表記することが義務付けられています。

・法人番号

続いて、法人番号を確認していきます。
国税庁のサイトから法人登録されているか確認してみました。

法人番号 6120001227277
商号または名称 株式会社LOTUS
本店または事務所の所在地 大阪府大阪市西区新町1丁目8番1号行成ビル4F-A

一応登録はされてあるので、架空の法人ではなさそうです。

・所在地

掲載されている住所をもとに、GoogleMAPで検索してみました。

ヒットしたのは「行成(こうせい)ビル」という賃貸オフィスビルでした。

物販代行サービス「WSP」についての新たな疑問

物販ビジネス代行サービスとしての「WSP」に対する調査を深めていく中で、さらに懸念すべき点が浮かび上がってきました。

その中心にあるのは、同社の所在地と登録住所に関する疑念です。

調査によれば、WSPが法人登記に使用している住所には、なんと別の会社も登記されていることが判明しました。それが「株式会社SQUARE」です。

一つの住所に複数の法人が登記されている事例は珍しくありませんが、これが物販ビジネスのように、物理的な商品の流通に関わる業種で発生していると、さまざまな問題が生じる可能性があります。

住所の共有に関する疑念

一つの住所に複数の会社が登記されている状況は、ビジネスの透明性に疑問を投げかけます。

特に、物販ビジネスでは、商品の在庫管理や物流、顧客サービスなど、適切なオフィススペースが事業運営の基盤となるため、この点は非常に重要です。

会社の所在地が実質的なビジネス運営と乖離している場合、顧客やビジネスパートナーとの信頼関係構築にも影響を及ぼしかねません。

狭すぎるオフィススペースの問題

さらに、「WSP」のオフィススペースが推定で29坪の6分の1、つまりわずか約4.8坪しかないという情報も見つかりました。

物販ビジネスにおいて、商品の在庫管理は業務の核心をなす部分です。このように狭いスペースでは、多種多様な商品を適切に管理することが困難であると考えられます。これは、WSPが提供するサービスの質に直結する問題であり、利用者にとっては大きな懸念材料となります。

・費用について

商材の販売価格です。

3ヶ月 198,000円~
4ヶ月目以降 16,500円~

こちらを見ると、参加のためには高額な費用が掛かることが分かります。

注意点としては、「198,000円~」ということで、最低金額の表示ということです。
表記されている値段以上の費用が掛かる可能性が考えられます。

・ポンジスキームの可能性

さらに、この種のサービスはポンジスキームに似た構造を持つ可能性があります。

すなわち、初期の参加者には実際に利益が還元されるかのように見せかける一方で、新規参加者からの資金が古い参加者への報酬に充てられる可能性があります。

このサイクルは持続不可能であり、最終的には多くの参加者が損失を被る結果になる恐れがあります。

・評判・評価・口コミ

実際に参加した人の評判や口コミがインターネット上で見つかりませんでした。評判や口コミが一切見当たらないという状況は、企業が新しいか、あるいは意図的に情報を隠している可能性が挙げられます。あるいは設立して4年ほどなので、極端に参加者が少ないかでしょう。

●『WSP(ワールドセールスプロジェクト)』のまとめ

WSPの物販ビジネス代行サービスについての詳細な検討と調査を行った結果、このサービスを利用して稼ぐ可能性は極めて低いと結論付けざるを得ません。

登録住所の重複、限られたオフィススペースが、その信頼性に深刻な疑問を投げかけます。ビジネス運営の透明性や実行能力に関するこれらの疑問は、潜在的なリスクを大幅に高め、利用者にとって有益な投資とは言えません。

加えて、年間20万円以上という高額な参加料を要求するのは、特に利益を生み出せない場合において、不当な負担となり得ます。

さらに、ポンジスキームに似た特徴や、効果的な在庫管理が不可能であることを考慮すると、WSPを通じて安定した収入を得ることは現実的ではないと考えられます。

これらの要因を総合すると、WSPを利用してビジネスを展開し、成功する可能性は非常に低く、したがって推奨することはできません。

あなたの貴重なお金と時間を無駄にしないように。

以上、最後まで見ていただき、ありがとうございます。

ではまた。

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